楳恐-うめこわ-@PARCO FACTORY


会場は薄暗い中、壁に貼られた代表作の絵を手渡された懐中電灯で照らしながら眺める展示構成。こういうのは女性の方が好きなのか、周りは女性の二人組ばかりだった。展示作品について友人に長々と語り出す人とか。良いからそこ動いて…

私は怖いものが苦手なのでw 「本当に怖い楳図かずお」は多分殆ど読んでないのだけど、それでも「漂流教室」とか懐かしすぐる、と思いながら見ていた。「これから、僕達の合言葉はただいまにしよう」とか、今見ても泣ける。

あとはやはり「わたしは真吾」かと。会場でも「333のテッペンカラトビウツレ」の場面中心に展示されていて、懐かしさ(リアルタイム世代なので)に泣けた。

会場の最後には、話題のUMEZZ HOUSEを本人が案内するビデオの上映が。

縞々の外側だけではなく、赤い食堂、黄色い寝室と、中も全てすごいことが分かったw(勿論、本人も!) ちなみに浴室だけは普通だったww 本人曰く、余り興味がない、かつ(特注にすると)故障時に大変なので出来合いをそのまま使っているとのこと。


ところで、恐怖を体験した瞬間の、目を見開き、口を大きく開ける表情は楳図かずおの専売特許みたいな感じがあるのだが、本当に怖い瞬間、目はともかく、人の口は本当に開くのだろうか。多分、あれは「声が全く出ない位の恐怖」の逆説的な表現ではないかと思うのだが… とはいえ、身を持って理解できる程の恐怖体験など絶対したくないので、それに関する真実は一生知らないままでいたい。

パルコアート | PARCO ART